概要
中国地震局地震予測研究所(中国地震局地震预测研究所)は、国務院の中国地震局所管の研究機関であり、地震予測の理論と手法に特化した研究を実施している。

1. 名称
〇中国語:中国地震局地震预测研究所 略称:预测所
〇日本語:中国地震局地震予測研究所
〇英語:Institute of Earthquake Forecasting,CEA 略称:IEF
2. 所管
国務院の中国地震局の所管である。同局は、国務院の応急管理部の管理する事業単位であり、中国全土の地震観測と地震防災・減災業務を担当する。
3. 所在地
中国地震局地震予測研究所は、北京市海淀区復興路63号にあり、北京市の中心地である天安門の約7キロメートルほど西に行ったところにある。研究所を所管する国務院の中国地震局の建物内にある。
4. 沿革
中国地震局地震予測研究所の前身は、1980年に国家地震局に設置された分析予報センター(分析预报中心)である。
1998年に、国家地震局は中国地震局と改名され、それに合わせて中国地震局分析予報センターとなった。
2004年に、中国地震局内の組織改革を受けて分析予報センターも再編され、地震予測に特化した中国地震局地震予測研究所となった。
5. 組織・規模
(1)使命
地震予測における基礎研究および応用研究を実施し、地震予測に係る情報などを提供している。具体的には、地震学、構造地質学、測地学、地球化学、宇宙電磁気学の科学研究を行うとともに、長期、中期、短期の地震予測およびリスク予測に関する研究を行っている。
(2)職員数
百度HPの情報によれば、2018年8月時点での職員数は170名であり、そのうち133名が専門の技術者である。一方研究所のHPの情報によれば、中国科学院院士1名、教授クラス42名、准教授クラス82名、博士号取得者119名が、現時点で在籍している。
(3)幹部
中国地震局地震予測研究所のトップは、中国共産党委員会書記で研究所副所長を兼務している。党委副書記兼研究所長がこれに次ぎ、他の副所長や党規律検査委員会書記などが二人を支えている。
(4)組織
通常の本部組織のほか、次の9つの研究組織を有している。
・地震中長期予測研究室(地震中长期预测研究室)
・地震短期予報研究所(地震短临预测研究室)
・地震数値予測・リスク予測研究室(地震数值预测与风险预测研究室)
・地震予測新技術応用研究室(地震预测新技术应用研究室)
・地震監視予測システム評価設計研究室(地震监测预测系统评估设计研究室)
・情報センター(信息中心)
・地震社会学・地震対策研究室(地震社会学与地震对策研究室)
・成果移転応用センター(成果转化应用中心)
・地震予測重点実験室(地震预测重点实验室)
(4)研究生の受け入れ
中国の主要な研究機関では、大学の学士学位を取得した人たちを大学院生として受け入れて、修士学位や博士学位を取得させる制度が存在している。これらの学生を研究生と呼ぶ。
研究所HPの情報によれば、中国地震局地震予測研究所は、地球物理学と構造地質学の修士号授与を認可されており、1982年から修士課程の学生の受け入れを行っている。現在、69名の修士課程指導教員と88名の大学院生が在籍している。
参考資料
・中国地震局地震预测研究所HP https://www.ief.ac.cn/index.html
・百度HP 中国地震局地震预测研究所

