中国の科学技術

Science and Technology in China

 このホームページは、約20年にわたって中国の科学技術情勢を調査分析してきた林幸秀(はやしゆきひで)が作成するものである。内容は、既に出版した書籍などの情報をデータベース的にとりまとめたものと、特定のカテゴリーを決めて連載する記事から成り立っている。

This home page is made by Yukihide Hayashi, who has researched and analyzed the science and technology situation in China for about 20 years. The content consists of databases that compiles information on books written by Hayashi as well as articles of specific categories such as university or researchers.

 

中国の科学技術の概要

中国の科学技術概要
Overview of Science and Technology in China

中国の科学技術の体制など

科学技術の体制、歴史、政策
System, History and Policy of Science and Technology in China

中国科学院の正面

中国科学院
Chinese Academy of Sciences (CAS)

大連化学物理研究所の写真

中国科学院の主な附属研究機関
Major Institutes of CAS

京師大学堂と紅楼

中国の大学制度
University System in China

清華学堂

中国の主要大学
Major Universities in China

ノーベル賞を受賞する屠呦呦

優れた中国系科学者
Outstanding Chinese Scientists

松村謙三と握手をする郭沫若

中国の科学技術群像
Great Scientists and Leaders of Modern Chinese History

科学技術の国際比較

科学技術の国際比較
International Comparison of Scientific and Technological Capabilities

ノーベル賞のメダル

ノーベル賞候補者での日中比較
Comparison between Japan and China by Nobel Prize Candidates

中国の宇宙開発

中国の宇宙開発
Space Development in China

BGIが運営委託する国家遺伝子バンク

中国のライフサイエンス
Lifescience Activities in China

中国の科学技術についての記事

 現在、優れた中国系科学者の記事、中国科学院附属の主要研究所の記事を連載で掲載している。
Currently, I have serializing articles on Outstanding Chinese scientists and Major Research institutes of Chinese Academy of Sciences (CAS).

 なお、これらの記事を掲載したニュースレターをライフサイエンス振興財団で発出しており、受信希望の方は次のメールアドレスまで、連絡をお願いしたい。  japan@lifesci-found.com 

○国内での評価の高い科学者(連載中)
Scientists with high reputation in China (Now on Series)

盧柯 (Ke Lu)

盧柯 (卢柯、Ke Lu、1965年~)は、華東工程学院を卒業し、中国科学院金属研究所で博士学位を取得して、同研究所の研究員となった。盧柯はナノ金属材料を研究し、2020年に未来科学大賞物質科学賞を受賞した。また政治家としても活躍し、九三学社尾中央副主席や遼寧省人民政府副主席などを務めている。

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趙東元 (Dongyuan Zhao)

趙東元 (赵东元、Dongyuan Zhao、1963年~) は、吉林大学で博士号を取得の後、イスラエル、米国でポスドク研究を行い、帰国して復旦大学の教授となった。復旦大学で機能性メソポーラス材料の研究で成果を挙げ、2020年に国家自然科学賞一等賞の筆頭受賞者となった。現在も復旦大学化学材料学科長として活躍している。

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包信和 (Xinhe Bao)

包信和 (1959年~)は、界面化学と触媒についての研究で成果を挙げ、大連化学物理研究所のスタッフと共に、2020年度の国家自然科学賞一等賞を筆頭受賞者として受賞した。受賞理由は、「ナノ閉じ込め触媒」の研究であった。現在は、安徽省合肥市にある中国科学技術大学の学長を務めている。

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王小雲 (Xiaoyun Wang)

王小雲 (王小云、1966年~) 山東大学教授は、暗号分野の研究で成果を挙げ、2019年に未来科学大賞数学・計算機科学賞を受賞している。

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陸錦標 (Kam-Biu Luk)

陸錦標 (陆锦标、Kam-Biu Luk、1953年~)は香港生まれの米国人科学者で、王貽芳らと共に大亜湾ニュートリノ研究で成果を挙げ、ブレークスルー賞や未来科学大賞などを受賞した。陸錦標は、出生地が香港で大学も香港大学出身であり、また研究成果を出した実験場所の1つが中国広東省である。

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邵峰 (Feng Shao)

邵峰 (1972年~)北京生命科学研究所副所長は、自然免疫の研究で成果を挙げ、2019年に未来科学大賞の生命科学賞を受賞した。

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○中国科学院附属の主要研究機関(連載中)
Major Research institutes of Chinese Academy of Sciences (Now on Series)

化学研究所

化学研究所 (Institute of Chemistry) は、北京市にある中国科学院の附属研究機関である。高分子科学、物理化学、有機化学、分析化学、無機化学などの研究開発を行っている。化学研究で、国際的に高水準にある日本とも関係が深い。規模はそれほど大きくないが、研究開発力、研究成果などで、トップレベルである。

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プロセス工学研究所

プロセス工学研究所 (过程工程研究所、Institute of Process Engineering) は、北京市にある中国科学院の附属研究機関である。 設立当初は製鉄などの冶金研究が中心であったが、現在はバナジウム、チタン、レアアースなどや、グリーンケミカル、ハイエンド材料、生物医学などの研究開発を行っている。

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長春応用化学研究所

長春応用化学研究所 (Changchun Institute of Applied Chemistry) は、中国科学院の附属研究機関である。化学分野における基礎研究、応用研究、ハイテク研究、産業化開発などの研究開発を行っている。日本の傀儡政権であった満州国の大陸科学院が母体である。

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深圳先進技術研究院

深圳先進技術研究院 (Shenzhen Institute of Advanced Technology)は、中国科学院、深圳市人民政府、香港中文大学により設立され、大湾区の発展を目標に技術開発や産業振興を行っている。

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長春光学精密機械・物理研究所

長春光学精密機械・物理研究所 (Changchun Institute of Optics, Fine Mechanics and Physics) は、吉林省長春市にあり、応用光学、精密機械、宇宙科学などのハイエンド機器、IC関連機器などの研究開発を行っている。両弾一星政策に関与して設立された機関の一つである。

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