Hu-Jintao Era
胡錦濤は、鄧小平や江沢民が進めた改革開放路線を引き継ぎ、爆発的な経済発展を背景に科学技術を発展させていった。ここでは、2002年以降、胡錦濤が指導した時代の歴史を概観し、科学技術に関係する政策、事件などについて触れる。
社会主義市場経済体制の整備~和諧社会の実現
「社会主義市場経済体制の整備における若干の問題に関する決定」は、鄧小平以来の改革解放路線を堅持し、和諧社会を建設するため改革の推進を加速するとした決定である。
有人宇宙飛行成功~宇宙大国へ前進
中国初の有人宇宙飛行は2003年で、楊利偉飛行士を載せた神舟5号が、酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、地球周回軌道を14周回し、四子王旗に無事着陸した。
胡錦濤の講話~「小康社会」の建設
胡錦濤の講話は、2004年の中央経済工作会議でのもので、中国社会の格差是正、汚職の撲滅、環境問題を解決して「小康社会」の建設を進めるという政策意図を表したものであった。
科学技術インフラ建設綱要(2004年~2010年)
科学技術インフラ建設綱要は、2004年に制定され、科学技術活動の基礎となるインフラについて、2010年までの整備方針とその共用方針を定めたものである。
胡錦濤の講話~自主創新と創新型国家
自主創新と創新型国家は、2006年1月に開催された全国科学技術大会で胡錦濤総書記が行った講話のメインテーマであり、胡錦濤政権の科学技術振興のスローガンとなった。
中長期発展計画綱要(2006年~2020年)
中長期発展計画綱要(正式名称は「国家中長期科学技術発展計画綱要(2006年~2020年)」)は、中国を未来に向かって創新型国家に転換させるべく、今後15年間にわたる政策として2006年に策定された。
第11次五か年計画(2006年〜2010年)
第11次五か年計画(正式名称は「国家科学技術発展11次五か年計画:国家十一五科学技术发展规划(2006年〜2010年)」)は、中長期発展計画綱要(2006年~2020年)の最初の5年間をカバーする計画で、基本的な考え方は同一である。
千人計画の開始~海外人材のさらなる呼び寄せ
千人計画は、海外で活躍する優秀な人材を2千人程度招聘し、重要な技術を開発し、ハイテクを研究し、イノベーティブな創業を推進することをサポートする政策であり、2008年に開始された。
重大特定プロジェクト
重大特定プロジェクト(正式名称「国家科学技術重大特定プロジェクト:国家科技重大专项」)は、ブレイクスルー達成と資源の集中により国家目標を実現するナショナルプロジェクトであり、2008年から実施された。
第12次五か年計画(2011年〜2015年)
第12次五か年計画(正式名称「国家科学技術発展第12次五か年計画:国家十二五科学和技术发展规划(2011年~2016年)」)は、中長期発展計画綱要(2006年~2020年)の中間5年間をカバーする計画で、基本的な考え方は同一である。
参考資料
・JST中国総合研究・さくらサイエンスセンター『中国の科学技術の政策変遷と発展経緯(PDF)』2019年
・天児慧『中華人民共和国史』岩波新書 2013年
・天児慧『中国の歴史11 巨龍の胎動』講談社 2004年
・安藤正士『現代中国年表1941-2008』岩波書店 2010年







