Cultural Revolution Era

ここでは、1965年末から1966年にかけて開始された文化大革命時代の歴史を概観し、科学技術に関する影響や事件などについて触れる。

紅衛兵の写真
文化大革命の歴史と科学技術

文革期の科学技術の特徴は、物理的な破壊と混乱や知識人に対する迫害である。この爪痕は文革が終了して50年近く経過した現在も残っている。

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中国科学院の正面
知識人の迫害

文化大革命は、既成の権威打破を強調しており、知識人は反革命派として文革の全期間を通じて迫害された。

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高考の試験風景の写真
高考の停止~高等教育の麻痺

高考の停止は、文革中の大きな事件である。これにより中国全土の大学に新たな学生が入学してこなくなり、高等教育が麻痺状態に陥り、それが10年間にわたって続いた。

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清華園の門
施設や装置の破壊

施設や装置の破壊は、初期における文化大革命の大きな特徴であり、建国以来の科学的な資産が大きく損なわれた。

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中国科学院学術会堂の正門
研究機関などの改編~組織運営の混乱

研究機関などの改編は、既存の権威の破壊という観点から文革中は度々行われた。中国科学院なども大きな被害を被った。

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下放されて労働に従事する人たちの写真
下放~学生・知識人に対する強制労働

下放は、文革中に実施された学生や知識人などへの強制労働である。自発的な形を取る場合もあった。

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両弾一星の完成
両弾一星の完成

両弾一星の完成は文革中の1970年であり、この年に中国は初めての人工衛星「東方紅1号」の打ち上げに成功した。

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国務院総理李強の写真
科学技術工作についての諸問題

科学技術工作についての諸問題は、文革末期に鄧小平により中国科学院に送り込まれた胡耀邦が、同院の立て直しを目指して作成した政策文書である。しかし、四人組の妨害で実現は文革終了後になった。

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参考資料

・JST中国総合研究・さくらサイエンスセンター『中国の科学技術の政策変遷と発展経緯(PDF)』2019年
・天児慧『中華人民共和国史』岩波新書 2013年
・天児慧『中国の歴史11 巨龍の胎動』講談社 2004年
・安藤正士『現代中国年表1941-2008』岩波書店 2010年