中国の大学入試・高考
中国における高等教育の一大イベントである共通大学入試・高考について、日本国際貿易促進協会が旬刊誌として発行している「国際貿易」の2023年7月15日号に投稿した記事を、一部修正の上で紹介する。
趙忠賢 (Zhongxian Zhao)
趙忠賢(赵忠贤、1941年~)は、中国の超電導研究を牽引してきた科学者である。最高栄誉である中国国家最高科学技術賞や、国家自然科学賞一等賞など数々の栄誉に輝いている。
支志明 (Chi-ming Che)
支志明(1957年~)香港大学教授は、金属錯体などの研究で成果を挙げ、国家自然科学賞一等賞などを受賞した。また教育者として、多くの化学者の育成にも当たった。
張尭学 (Yaoxue Zhang)
張尭学(张尧学、1956年~)元中南大学学長は、日本の東北大学に留学したIT研究者であり、教育部などで局長を務めた教育行政官でもある。2015年に国家自然科学賞一等賞を受賞している
潘建偉 (Jianwei Pan)
潘建偉(潘建伟、1970年~)中国科学技術大学副学長は、量子科学研究の最先端を支える世界的な研究者である。量子通信や量子コンピュータの開発で多くの成果を挙げている。
王貽芳 (Yifang Wang)
王貽芳(王贻芳、1963年~)中国科学院高エネルギー物理研究所所長は、中国の高エネルギー物理を牽引する科学者で、広東省にある大亜湾ニュートリノ実験を主導している。ブレークスルー賞や日経アジア賞などの国際賞も受賞している。
薛其坤 (Qikun Xue)
薛其坤(1962年~)南方科技大学学長は、量子異常ホール効果を実験で確認するなど物理学で成果を挙げた研究者であり、国家自然科学一等賞や未来科学大賞などを受賞している。
番外編 国立台湾大学
国立台湾大学 (National Taiwan University) は、台湾の台北市にある大学である。日本の植民地時代の1928年に設立された「台北帝国大学」を前身とする。台湾の最高学府である総合大学で、科学技術関係でも優れた人材を輩出しており、その中にはノーベル化学賞を受賞した李遠哲博士がいる。
李家洋 (Jiayang Li)
李家洋(1956年~)元中国農業科学院院長は、イネを中心とした植物分子遺伝学者であり、高収量・高品質のイネの品種改良で成果を挙げ、2017年に国家自然科学賞一等賞を、2018年に未来科学大賞生命科学賞を受賞している。
中国のライフサイエンス
中国のライフサイエンスの歴史と現状について、日本国際貿易促進協会が旬刊誌として発行している「国際貿易」の2024年1月23日号に投稿した記事を、一部修正の上で紹介する。
唐本忠 (Benzhong Tang)
唐本忠(1957年~)香港中文大学(深圳)理工学院長は、日本の京都大学への留学経験のある高分子化学者で、凝集誘起発光(AIE)の研究で成果を挙げ、2017年に国家自然科学賞一等賞を筆頭者として受賞している。
張啓発 (Qifa Zhang)
張啓発(张启发、1953年~)華中農業大学教授は、作物遺伝学を駆使してイネの品種改良で成果を挙げ、2018年に未来科学大賞生命科学賞を袁隆平や李家洋と同時に受賞した。