パトリック・リー(李雅達)
パトリック・リー(1946年~)MIT教授は、強相関電子システムやメゾスコピック物理学などの研究で、2005年にディラック賞を受賞した中国系の物理学者である。
ラップチー・ツィ(徐立之)
ラップチー・ツィ(Lap-Chee Tsui、1950年~)トロント大学名誉教授は、嚢胞性線維症を引き起こす欠損遺伝子の同定により、1990年にガードナー国際賞を受賞している。ツィはまた、香港大学の学長も務めた。
ジェリー・ワン(王学荆)
ジェリー・ワン(Jerry Hsueh-Ching Wang、1937年~)元カルガリー大学教授は、細胞シグナル伝達システムの研究で成果を挙げ、1981年にガードナー国際賞を受賞した。
シャオウェイ・チュアン(庄小威)
シャオウェイ・チュアン(庄小威、1972年~)は、超解像顕微鏡法の一種である確率的光学再構築顕微鏡(STORM)の開発に貢献し、2019年に生命科学ブレークスルー賞を受賞している
ジージャン・チェン (陳志堅)
ジージャン・チェン(Zhijian Chen、陳志堅、1966年~)は、自然免疫における細胞シグナル伝達に関する研究で、2018年に生命科学ブレークスルー賞、2023年にルイザ・グロス・ホロウィッツ賞をを受賞した。
ジュン・イェ (葉軍)
ジュン・イェ(Jun Ye、葉軍、叶军、1967年~)は、光格子時計の開発で日本の香取秀俊東京大学教授とともに、2022年のブレークスルー賞物理部門を受賞した。
科学者の政治家への転身
中国における科学者の政治家への転身について、日本国際貿易促進協会が旬刊誌として発行している「国際貿易」の2023年6月15日号に投稿した記事を、一部修正の上で紹介する。
中国の大学入試・高考
中国における高等教育の一大イベントである共通大学入試・高考について、日本国際貿易促進協会が旬刊誌として発行している「国際貿易」の2023年7月15日号に投稿した記事を、一部修正の上で紹介する。
趙忠賢 (Zhongxian Zhao)
趙忠賢(赵忠贤、1941年~)は、中国の超伝導研究を牽引してきた科学者である。最高栄誉である中国国家最高科学技術賞や、国家自然科学賞一等賞など数々の栄誉に輝いている。
支志明 (Chi-ming Che)
支志明(1957年~)香港大学教授は、金属錯体などの研究で成果を挙げ、国家自然科学賞一等賞などを受賞した。また教育者として、多くの化学者の育成にも当たった。
張尭学 (Yaoxue Zhang)
張尭学(张尧学、1956年~)元中南大学学長は、日本の東北大学に留学したIT研究者であり、教育部などで局長を務めた教育行政官でもある。2015年に国家自然科学賞一等賞を受賞している
潘建偉 (Jianwei Pan)
潘建偉(潘建伟、1970年~)中国科学技術大学副学長は、量子科学研究の最先端を支える世界的な研究者である。量子通信や量子コンピュータの開発で多くの成果を挙げている。
王貽芳 (Yifang Wang)
王貽芳(王贻芳、1963年~)中国科学院高エネルギー物理研究所所長は、中国の高エネルギー物理を牽引する科学者で、広東省にある大亜湾ニュートリノ実験を主導している。ブレークスルー賞や日経アジア賞などの国際賞も受賞している。
薛其坤 (Qikun Xue)
薛其坤(1962年~)南方科技大学学長は、量子異常ホール効果を実験で確認するなど物理学で成果を挙げた研究者であり、国家自然科学一等賞や未来科学大賞などを受賞している。
番外編 国立台湾大学
国立台湾大学 (National Taiwan University) は、台湾の台北市にある大学である。日本の植民地時代の1928年に設立された「台北帝国大学」を前身とする。台湾の最高学府である総合大学で、科学技術関係でも優れた人材を輩出しており、その中にはノーベル化学賞を受賞した李遠哲博士がいる。
李家洋 (Jiayang Li)
李家洋(1956年~)元中国農業科学院院長は、イネを中心とした植物分子遺伝学者であり、高収量・高品質のイネの品種改良で成果を挙げ、2017年に国家自然科学賞一等賞を、2018年に未来科学大賞生命科学賞を受賞している。