2024年6月24日
復旦大学上海医学院 (Shanghai Medical College, Fudan University) の源は、国立第四中山大学医学院で、その後上海医学院、上海第一医学院となった。上海第一医学院が、2000年に復旦大学と合併し、同大学の医学院となったが、2012年に独立的な組織として復旦大学上海医学院となった。
2024年6月27日
華西医学中心 (West China Medical Center) は、四川省の成都にあり、歴史と伝統を有する。前身は、欧米のキリスト教団体が中国西部全体の教育レベル向上のため設立した華西協合大学である。2000年に、華西医科大学と旧四川大学が合併した際に、華西医科大学は四川大学華西医学中心となった。
2024年6月28日
華中科技大学同済医学院 (Tongji Medical College of HUST) は、湖北省武漢市にあって、歴史と実績を有する医学高等教育機関である。元々は上海にあったが、新中国建国後の大陸中西部における医療事情を考慮して、武漢に移転した。2000年に華中理工大学などと合併し、華中科技大学同済医学院となった。
2024年7月1日
浙江大学医学院 (Zhejiang University School of Medicine) は、歴史と実績を有する大学である。1998年に旧浙江大学、浙江医科大学、杭州大学、浙江農業大学と合併し、浙江医科大学は浙江大学医学院となった。
2024年7月5日
首都医科大学 (Capital Medical University) は、中華人民共和国建国後に開校した比較的新しい大学である。23の附属病院を有するなど、中国屈指の大規模な医科大学である。北京市内にある医学教育機関の中で、伝統を有する北京大学医学部と北京協和医学院に次ぐ位置を占める。
2024年7月5日
中山大学中山医学院 (Zhongshan School of Medicine, Sun Yat-sen University) は広東省広州市にあり、大学も医学院も孫文の号「中山」に由来する。若き日の孫文も中山医学院の前身で学んだ。中山医学院は、プロテスタントの伝道師パーカーが広州市で開業した博済医院を源流とする。
2024年7月7日
包信和 (1959年~)は、界面化学と触媒についての研究で成果を挙げ、大連化学物理研究所のスタッフと共に、2020年度の国家自然科学賞一等賞を筆頭受賞者として受賞した。受賞理由は、「ナノ閉じ込め触媒」の研究であった。現在は、安徽省合肥市にある中国科学技術大学の学長を務めている。
2024年7月7日
長春応用化学研究所 (Changchun Institute of Applied Chemistry) は、中国科学院の附属研究機関である。化学分野における基礎研究、応用研究、ハイテク研究、産業化開発などの研究開発を行っている。日本の傀儡政権であった満州国の大陸科学院が母体である。
2024年7月8日
南京医科大学 (Nanjing Medical University) は、江蘇省南京市にある医科単科大学であり、1934年に江蘇省鎮江市に設置された江蘇省立医政学院が前身で、1957年に南京に移って南京医学院となり、1985年に南京医科大学となった。江蘇省人民政府が主管し、国務院の教育部及び国家衛生健康委員会が協力する大学である。
2024年8月2日
趙東元 (赵东元、Dongyuan Zhao、1963年~) は、吉林大学で博士号を取得の後、イスラエル、米国でポスドク研究を行い、帰国して復旦大学の教授となった。復旦大学で機能性メソポーラス材料の研究で成果を挙げ、2020年に国家自然科学賞一等賞の筆頭受賞者となった。現在も復旦大学化学材料学科長として活躍している。
2024年8月2日
プロセス工学研究所 (过程工程研究所、Institute of Process Engineering) は、北京市にある中国科学院の附属研究機関である。 設立当初は製鉄などの冶金研究が中心であったが、現在はバナジウム、チタン、レアアースなどや、グリーンケミカル、ハイエンド材料、生物医学などの研究開発を行っている。
2024年8月26日
華中農業大学 (华中农业大学) は、湖北省武漢市にある教育部直属の大学であり、政府の重点大学の1つである。1952年の院系調整で、6つの大学の農学部が合併して成立した華中農学院が前身であり、1985年に「華中農業大学」に改称された。生物学、園芸学、畜牧学、獣医学、農林経済管理学が双一流学科に選定されている。
2024年8月26日
南京農業大学 (南京农业大学) は、江蘇省南京市にある教育部直属の大学であり、政府の重点大学の1つである。1952年の院系調整で、南京大学農学院、金陵大学農学院などが合併して成立した「南京農学院」が前身であり、1984年に南京農業大学となった。双一流学科の建設で、作物学、農業資源・環境学の2学科が選定されている。
2024年8月26日
西北農林科技大学 (西北农林科技大学) は、陝西省咸陽市にある教育部直属の大学であり、政府の重点大学の1つである。西部大開発促進の一環として1999年に、西北農業大学、西北林学院などの7つの大学や研究機関が合併してできた大学である。双一流学科の建設で、植物保護学、牧畜学の2学科が選定されている。
2024年8月26日
浙江大学農業・生物技術学院 (浙江大学农业与生物技术学院)は、浙江大学の学院(学部)の一つである。清末に設置された浙江農業教員養成所を源とするが、国民政府の時代に浙江大学の農学院となった。新中国建国後の院系調整により、浙江大学から独立して浙江農学院となるが、全国的な総合大学化の流れで浙江大学と合併した。
2024年8月26日
北京大学生命科学系 には、医学部、理学部生命科学学院、現代農業学院、化学生物学・生物技術学院(深圳)がある。理学部の生命科学学院は、古い伝統を有し、戦後院系調整でより充実した。かつての農学部は中国農業大学となったが、新たに現代農業学院を設置した。さらに北京大学は化学生物学・生物技術学院を深圳に設置している。
2024年8月26日
清華大学生命科学系 には、医学院、生命科学学院、薬学院、万科公衆衛生・健康学院などがある。医学院は、北京大学と比較すると実績を有していない。生命科学学院は、1984年に生命系が設置され、2009年に同系が学院となった。清華大学における生命科学教育は1926年に遡るが、院系調整で北京大学に吸収された歴史を有する。
2024年8月26日
中国科学技術大学生命科学系 としては、設立当初より生物物理系存在していた。文革後に生物系が設置され、1998年には生命科学学院となった。その後、医学・臨床研究の重要度に鑑み、2017年に生命科学・医学部を新たに設置した。その際、安徽省立医院を中国科学技術大学附属第一院を編入した。
2024年9月6日
化学研究所 (Institute of Chemistry) は、北京市にある中国科学院の附属研究機関である。高分子科学、物理化学、有機化学、分析化学、無機化学などの研究開発を行っている。化学研究で、国際的に高水準にある日本とも関係が深い。規模はそれほど大きくないが、研究開発力、研究成果などで、トップレベルである。
2024年9月9日
盧柯 (卢柯、Ke Lu、1965年~)は、華東工程学院を卒業し、中国科学院金属研究所で博士学位を取得して、同研究所の研究員となった。盧柯はナノ金属材料を研究し、2020年に未来科学大賞物質科学賞を受賞した。また政治家としても活躍し、九三学社の中央副主席や遼寧省人民政府副主席などを務めている。