シー・チェン(陳汐)
シー・チェン(Xi Chen、陈汐、陳汐、1982年~)は、計算機科学における制約充足問題に取り組み、同じく中国系のジンイ-・カイととともに、2021年にゲーデル賞とファルカーソン賞を共同受賞した。
チェンヤン・シュー(許晨陽)
チェンヤン・シュー(Chenyang Xu、许晨阳、許晨陽、1981年~)プリンストン大学教授は、代数幾何学分野、とりわけ双有理幾何学やファノ多様体のK安定性に関する研究などで知られる中国系の数学者である。
シャオガン・ウェン(文小剛)
シャオガン・ウェン(Xiao-Gang Wen、文小剛、文小刚、1961年~)MIT教授は、凝集系物理学、とりわけ強相関電子システムにおける物性理論を専門分野としており、2018年にICTPのディラック・メダルを受賞して、ノーベル物理学賞の候補者の一人となっている。
シュー・チェン(銭煦)
シュー・チェン(Shu Chien、銭煦、錢煦、1931年~)カリフォルニア大学サンディエゴ校教授は、台湾出身の医学者・工学者であり、血管内の赤血球の流れに関する研究で成果を挙げた。研究成果の発表は1960年代でと古いが、近年、米国国家科学賞やベンジャミンフランクリン・メダルを受賞しており、ノーベル賞受賞の可能性もある科学者である。
チーフェイ・ウォン(翁啓恵)
チーフェイ・ウォン(翁啓恵、Chi-Huey Wong、1948年~)は台湾出身で、2014年に糖鎖化学の業績によりウルフ賞化学部門を受賞しており、ノーベル化学賞が期待される生化学者である。また、理化学研究所のチームリーダを兼務するなど日本とも関係が深い。
パトリック・リー(李雅達)
パトリック・リー(1946年~)MIT教授は、強相関電子システムやメゾスコピック物理学などの研究で、2005年にディラック賞を受賞した中国系の物理学者である。
ラップチー・ツィ(徐立之)
ラップチー・ツィ(Lap-Chee Tsui、1950年~)トロント大学名誉教授は、嚢胞性線維症を引き起こす欠損遺伝子の同定により、1990年にガードナー国際賞を受賞している。ツィはまた、香港大学の学長も務めた。
ジェリー・ワン(王学荆)
ジェリー・ワン(Jerry Hsueh-Ching Wang、1937年~)元カルガリー大学教授は、細胞シグナル伝達システムの研究で成果を挙げ、1981年にガードナー国際賞を受賞した。
シャオウェイ・チュアン(庄小威)
シャオウェイ・チュアン(庄小威、1972年~)は、超解像顕微鏡法の一種である確率的光学再構築顕微鏡(STORM)の開発に貢献し、2019年に生命科学ブレークスルー賞を受賞している
ジージャン・チェン (陳志堅)
ジージャン・チェン(Zhijian Chen、陳志堅、1966年~)は、自然免疫における細胞シグナル伝達に関する研究で、2018年に生命科学ブレークスルー賞、2023年にルイザ・グロス・ホロウィッツ賞をを受賞した。
ジュン・イェ (葉軍)
ジュン・イェ(Jun Ye、葉軍、叶军、1967年~)は、光格子時計の開発で日本の香取秀俊東京大学教授とともに、2022年のブレークスルー賞物理部門を受賞した。
科学者の政治家への転身
中国における科学者の政治家への転身について、日本国際貿易促進協会が旬刊誌として発行している「国際貿易」の2023年6月15日号に投稿した記事を、一部修正の上で紹介する。