はじめに

 南京地理・湖沼研究所 (南京地理与湖泊研究所、Nanjing Institute of Geography and Limnology)は江蘇省南京市にあり、1940年に重慶に設置された中国地理研究所が母体である。その後1953年に中国地理科学院が南京市に設置され、1958年に地理科学院の大部分が北京に移転した後、南京市に残ったスタッフを基に南京地理研究所が設置された。1987年に湖沼研究を拡充し、現在の名称となった。

南京地理・湖沼研究所の写真
南京地理・湖沼研究所 同研究所HPより引用

1. 名称

○中国語表記:南京地理与湖泊研究所  
○日本語表記:南京地理・湖沼研究所
○英語表記:Nanjing Institute of Geography and Limnology  略称 IGA

2. 所在地

 南京地理・湖沼研究所の所在地は、江蘇省南京市北京東路73号である。

3. 研究分野・内容

 南京地理・湖沼研究所は、湖沼生態系の調査分析、湖沼環境ガバナンスなどを目的とし、湖沼堆積と環境進化、湖沼生物学と生態学、湖沼物理と水文学、湖沼環境工学、湖沼流域プロセスと規制、流域資源と生態環境、地域人文経済地理、リモートセンシングと地理情報科学の研究を行っている。

4. 職員数

 2021年現在の職員総数は270名である(他の研究機関との比較の詳細はこちら参照)。

5. 予算

 2021年予算額は2億7,962万元である(他の研究機関との比較の詳細はこちら参照)。

6. 研究生数

 2021年現在の研究生(大学院生)総数は221名である(他の研究機関との比較の詳細はこちら参照)。

7. その他

(1)国家級実験室など

  1つの国家重点実験室を有している(他の研究機関との比較の詳細はこちら参照)。

湖沼・環境国家重点実験室(湖泊与环境国家重点实验室)

(2)両院院士数

 2025年4月時点で両院の院士はいない(他の研究機関との比較の詳細はこちら参照)。

参考資料

・南京地理・湖沼研究所HP http://www.niglas.cas.cn/
・中国科学院HP https://www.cas.cn/
・中国科学院統計年鑑2022 中国科学院発展企画局編